１０日午前１時頃、堺市中区福田の大阪府道で、府警黒山署のパトカーに追跡されていた乗用車が道路沿いの住宅の外壁に衝突し、大破した。運転していた同市内の建設作業員の男性（１９）が頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡。助手席にいた同市内の少女（１７）が手首を折る重傷を負った。
発表によると、パトカーは現場の約１キロ東の府道で、前方のランプが消えた状態で走行する乗用車を見つけ、整備不良の疑いがあるとして停止を求めたが、車はスピードを上げて逃走。サイレンを鳴らして追跡するパトカーを振り切った後、外壁にぶつかったという。
現場は緩やかなカーブで、乗用車は曲がりきれなかったとみられる。黒山署の片桐浩副署長は「現時点では追跡は適正だったと考えている」とコメントした。
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